茶道とマーケティングが似ている?
私はフリーランスで、茶道の講師とマーケティングプランナーの二足の草鞋を履いています。
茶道教室の生徒さんに「全く違うお仕事をされているんですね!」とよく言われますが、実はこの二つのお仕事、結構性質が似ているんです。
というか、ほぼ同じです。
なぜ似ているのでしょうか?
少し説明させていただきますね。
茶道の構成要素(実施ステップ)
前提として、ここでいう茶道の目的とは「自分で茶会を開くこと」です。
(普段のお稽古も、この目的のために実施されます。)
茶会を開くまでの実施ステップを、以下に記しました。
- 茶会のコンセプト立案(茶会において、何を伝えたい?共有したい?)
- 茶会の概要立案
- 茶会までの計画、行動ステップ作成
- 茶会の構成要素の組立て〜調整(場所は?道具は?花は?点前は?スタッフは?等々)
- 準備
- 茶会の実施
- 検証(お客さまの反応は?成功要因は?失敗要因は?)
このような行程が、茶会の準備〜実施〜その後、までのおおよその行程です。
マーケティングの構成要素(実施ステップ)
では一方、マーケティングについてはどうなのでしょうか?
ここでは、新商品プロモーションを例に挙げてについてお話しますね。
- 新商品のコンセプト確認(市場調査、競合調査、コンセプト立案など。何を伝えたい?←商品開発の段階ではまだ緩く、再検討すること多々あり)
- 新商品プロモーションの立案
- プロモーション実施までの計画、行動ステップ作成
- プロモーションの詳細作成
- プロモーション実施
- 効果検証(売上は?満足度は?成功要因は?失敗要因は?など)
これはあくまで一例ですが、おおよそは当てはまるのではと思います。
茶道とマーケティングの共通点
茶道とマーケティングの構成要素、実施ステップについて説明しましたが、すごく似通っていると思いませんか?
つまり
目的:何らかのメッセージ、価値を伝える(または価値を生み出す)
そのために、
行程:計画→準備→実施→効果検証(→次回に活かす)
というステップで実施する。
このような具合に、とても性質が似ている茶道とマーケティング。
私の中で、一方の仕事をすることで、もう一方の仕事に生かせるというサイクルが出来ています。
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