おもしろい俳句の季語があります。
「亀鳴く」です。
これは、ユニークな俳句の春の季語。
ルーツは鎌倉後期、藤原為家の『川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり』が有力とされています。
春ののどかな気候の中、朧の夕闇の中、亀の鳴く声が聞こえるような気がする、と。
実際にはありえない事象を実景に感じさせてしまう日本人のイマジネーション、面白い!
為家の影響で、このユニークな季語が市民権を得、これまでたくさんの句が詠まれてきたそうです。
一方で、亀を飼っている人から「本当に亀は鳴くよ」とも教えてもらいました。
な、鳴くんかい…w
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